出前講座「デートＤＶ防止」ー健康教育講座ー

7月14日（木）、Zoomを用いて健康教育講座を行いました。

テーマは、「デートＤＶ」。講師は、ＳＲＲＰ研究の新谷さん、豊島さんです。「デートＤＶ」は、恋人や配偶者など、親密な関係の人相手に暴力、暴言をす

ること、また、それに留まらず孤立させることや何かを強制したり、感情的虐待、否認、責任転換、言葉で支配するなど、場面や表れは様々だということです。

講話の中で行った「これってＤＶ？」クイズでは、「これくらいはいいだろう。ありそうだ。」と思っていたことの全部が、ＤＶに当たると知って、驚いた人がたくさんいました。

また、交際相手から被害を受けた人が、女性では５人に１人、男性は９人に１人いるというデータにも驚きました。事後アンケートには、「デートＤＶは男性がするものと思っていたが、そうではないと知って驚いた。」などの感想がありました。

なお、女性の４割、男性の６割は、被害相談をしないで、女性では３割、男性では５割が、そのまま交際を続けているということです。

デートＤＶに関する問題を解決する方法の一つとして、困った時は友達などに迷わず相談し、相談された場合は、「別れれば？」だけで終わるのではなく、「それってＤＶじゃない？」とアドバイスしてあげるのがよいということです。

この講座は、「デートＤＶ」について理解を深めただけでなく、「恋愛の在り方」についても考えるよい機会となったようです。