清徳学園のルーツとここに学んで -創立記念講話-
[お知らせ] 2022/06/20
6月20日(月)は、本校の創立記念日です。
毎年、この日は、理事長の講話があり、今回は、コロナ対策もあって、2年生の部と2・3年生の部の2部構成で行いました。
創立記念日を6月設けた理由(田植えの農繁期を避けて決めたこと。)や、学校を創設した荻原 閑(おぎわらしずか)先生の志、また「会計事務員養成所」、「浜松簿記学校」、「浜松経理専門学校」の各時代と動きと、98年に及ぶ学園の歴史を紐解く講話で、清徳学園に学び、また勤務する一人としての自覚を深める機会になりました。中でも関東大震災、東京大空襲、浜松空襲の記録写真を交えながら、焼け野原に学校を再開したという苦難の話は深く印象に残ったようです。
ひととおり学園の歩みを知る2・3年生には、啓陽高校が建つ「三方原」開拓の話でした。校地は、戦前、満蒙開拓団の一員として満州に渡り、敗戦によって命からがら引き上げて来られた方々の大変な労苦よって開拓された土地で、無理をお願いして譲っていただいものであることを知り、皆、感慨深気な表情をして聞き入っていました。記録DVDの視聴もありました。
講話は、法人名、「清徳学園」の由来である、「今日もまた一日、清く正しく明るく、徳積みの一日であらんことを」を踏まえ、啓陽の生徒、教職員へ期する思いを述べて結ばれました。