2022.9.12
「恐怖」を感じさせて事故の未然防止を ー交通安全教室ー
9月12日(月)、交通ルールやマナーの遵守に向けた意識高揚を目的に、浜松市北区街づくり推進課と細江警察署の連携による自転車交通安全教室を行いました。
自転車交通事故には、いくつかのパターンがあり、そのパターンをプロのスタントマンが、自転車、自動車を用いて再現しました。頭による理解ではなく、感覚的に「恐怖」を感じさせて、事故の恐ろしさをストレートに表現するもので、息を飲む場面がいくつもありました。
高校生の自転車運転マナーの悪さが社会問題となり、本校でも交通事故や交通ルール違反の増加が重要課題となっています。夏休み前の3者面談などでもその現状をお知らせし、この9月からは、学校規則の厳格化にも取り組んでいます。
今回のこの教室は、スタントマン(スーパードライバーズ)がする危険運転によって、事故の危険性を疑似体験させる「スケアード・ストレイト教育技法」によるものでした。一時停止を無視した車両に衝突する想定実験、車両の死角確認、内輪差の実際を含めた基本的な「危険」を実践的に確認するとができました。
残暑厳しい中でしたが、スタントマンの方々の迫真の演技によって得た「恐怖」感覚を深く印象に残すことで、啓陽生の、自転車交通事故に係る抑止効果が、一層高まるよう期待したいものです。