2022.9.16
いざ出陣。未来に出航! -就職試験壮行会-
9月16日(金)の就職試験解禁を前に、前日15日(木)に恒例の「就職試験壮行会」を行いました。昨年度は、分散登校でスタートした2学期だったので、この壮行会も2日間にわたる分散壮行会でしたが、今年度は3年生全員が参加し、就職希望者103人に向け、理事長と校長から壮行の言葉を送りました。
生徒を代表して平野さんが、決意の言葉を述べた後、今村君の「ガンバルソゾー」という声に応じて、「オー」と3回、全員が拳を突き上げて気合いを入れ合いました。
解禁初日の16日(金)は、生徒49人が試験に臨み、以後は、企業ごとに順次受験することになります。ピーンと張りつめた空気が漂う中、背筋を伸ばして話に聞き入る姿勢とその真剣な眼差しが印象に残る壮行会でした。
受験者全員の吉報を待っています。
〈理事長メッセージ〉
いよいよ就職試験。緊張していることだろう。2年半前、高校合格を経て、安堵と喜びの中、入学前オリエンテーションを思い出してみよう。そこで中学校と高校の違い、つまり「入学イコール卒業」ではなく、進級、卒業、進路実現は、全て自分の努力にかかっているのが高校だと話した。
ここに集う皆は、自らの努力で、啓陽高校での日々を積み上げ、ゼロスタートから専門科目を学び、資格取得、部活、各行事、係活動、友人関係等、様々な経験をし、時に試練を乗り越え、さらには就職に向けて努力を続けてきた。
そうした一つひとつをふり返り、自分の足元を見れば、それだけでよく頑張ってきた自分自身に「大きな自信」が持て、就職試験に落ち着いて臨めるはずだ。
ビジネスマナーの最終確認として面接の勝負は、「第一印象」。その55%は視覚情報、38%は聴覚情報。きちんとした身嗜み、笑顔、元気な声での挨拶だ。マスクに負けない「目力」も重要。自宅では、マスクを掛けたまま相手に伝わる笑顔の目。それが三日月目になっているかを鏡で確認。スマイルトレーニングだ。「相槌」もマスク文化でのコミュニケーションのコツだ。
企業の方々は、「素直で真面目で、礼儀正しい」啓陽生を評価してくれている。新入社員に明るさと元気を求めている。先輩が築いてくれたこれまでの評価に「明るさと元気」をプラスして、就職試験に臨もう。
〈校長からのメッセージ〉
ここにその「合格」に直結するデータがある。今年、6月、啓陽高校に求人のある約60社では、高校生の採用で重視するベスト3は、元気な挨拶、真面目な姿勢、態度、素直さということだ。勉強、運動ができる、特技がある、賞を取った、人よりも抜きん出ているというのではなく、そういう当たり前のことが重視されているということだ。もう一つのデータがある。その企業に啓陽生の印象を尋ねた。何とそのベスト3は、先の3つと一致した。だから、普段どおり気合いを入れてやって来ればよい。普段、学校でしてきた大きい声の挨拶、礼儀正しい真面目な態度、素直に話を聞くところを全部をわかってもらおう。
今年の夏、酷暑の中、履歴書や面接練習で求められたものは、まさにその3つの完成だった。入学以来、2年半、その3つができるように学んできた。
世の中には、専門的な知識、高い能力や技術、また経験を持っている人は、たくさんいる。しかし、高校生が持っている元気さやエネルギッシュなところは、残念ながら年齢とともに衰えていくものだ。だから企業が一番魅力を覚えるに違いないのは、「元気でイキのいい高校生」となる。熱心、真面目に仕事に向き合い、会社の方針に素直に従える人だ。
明日からの就職試験は、皆の実力が発揮できる絶好の機会だ。履歴書には、これまでの努力を証明する「資格」がたくさん書かれている。写真も明るく健康で、真面目で実によい顔をしいる。志望理由は、たくさんのチェックを経てきた。面接練習も、全て第一級の中身になっている。後は、「元気」な挨拶ができるところからスタートだ。合格間違いなし。そうエールを送る。