お知らせ

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2024.4.24

薬の世界では15才以上は成人! ― 薬学講座 ―

4月24日(木)、薬学講座を行いました。
大麻、覚醒剤など、いわゆる「危険ドラック」の危険性について知り、健康で安全に生活する大切さについて理解することと、薬についての知識を深め、正しく利用できるようにすることを目的としたものです。
講師は、学校薬剤師の中条つばめ薬局の月井英喜様と浜松中央警察署(浜松地
区少年サポートセンター)の富田文子様です。
最後に保健委員長の坂本さんが、「薬物に気を付け、説明書をよく読んで用法・用量を守って使用したいです。身近に潜む危険について知った。連休も安全に過ごします。」と、お礼を述べました。

〈副校長挨拶から〉
心と身体は繋がっている。身体を傷つけられると心も傷つく。身体をリラックスさせれば心もリラックスできる。心と身体の繋がりは、現代の科学では解明されていないということだ。
また、知識には色々ある。検定の勉強に役立つ知識。本を読んで人生を豊かにする知識。起業するとしてもまず勉強して知識を付ける。今日の知識は、実践して初めて意味を成す。

〈学校薬剤師月井様の講話から〉
学校には学校薬剤師の設置が義務付けられている。希望や夢を守るためには、心身ともに健康であること、正しい知識や判断、そして強い意志が不可欠だ。薬の正しい使い方、酒、たばこの害、大麻、覚醒剤、いわゆる危険ドラッグなどの薬物の危険性について知り、自分で健康を管理していく必要がある。
〇セルフメディケーション
健康管理のために医薬品等を自分の意志で使用する。保健機能食品には、
特定保健用食品、栄養機能食品などがある。今話題の「紅麹」もそうだ。医薬品は副作用のリスクによって分類され、特に問題がない医薬部外品などもある。用法・用量を守らなければ、効果はない。薬の世界では、15才以上は成人だ。
〇煙草の害
身体への影響大だ。歯周病、喉や肺の癌、骨がもろくなる、老化…。金
を払って健康を害するのが煙草だ。副流煙も危険。
〇熱中症
高い気温が脱水症状や体温調節の破綻を引き起こす。屋内外で起きる。気温と湿度の両方高いときは要注意。涼しい場所、身体を冷やす、水分補給などが大事。
〇プレコンセプションケア
若い男女が、将来のライフプランを考えて生活や健康に向き合う。次世代を担う子どもの健康にも繋がるので近年注目されている。検査、ワクチン接種、掛かりつけ医など、「人生」をデザインしてみよう。

〈浜松中央警察署富田様の講話から〉
将来を台無しにする危険ドラッグ。日本で多いのは覚醒剤、大麻。平成10年ごろは覚醒剤678人、大麻34人だったが、令和5年には覚醒剤180人、大麻197人と大幅増に。
若者10代~20代が7割。誘いは先輩や友達。信用している人、あこがれの人、好きな人だから話を聞いてしまう。初めの一回に絶対手を出さないこと。金儲けの犠牲にならないでほしい。