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人生も夏休みも「登山」だ! ―1学期終業式―

[お知らせ] 2022/07/20

 7月20日(水)、1学期の終業式を行いました。爆発的に感染が広がったコロナ第7波のため、今回もリモート中継です。
 終業式に先立ち、県総体団体5位入賞の卓球部、情報処理部の入賞者や国家試験合格者の表彰式を行いました。リモート中継となって残念でしたが、皆で努力を称え合いました。「応用情報術者試験」に合格した2年生の松本将明君は、今年度、春期試験では県内ただ一人の高校生合格者で、新聞にも掲載されました。
 終業式では、校長から「人生は登山と同じ。夏休みの生活も登山だ。」という主旨の式辞がありました。

〈校長式辞から〉
多芸多才の「マイウー」の「石ちゃん」こと石塚英彦さんの言葉に出会った。

自分の夢は、役者だったが、全く駄目だった。
戦争映画のエキストラをしたが、カメラから一番遠いところにいる「死んだ人」の役だった。
本当にダメだった時、ちょっとしたことがきっかけで、今までと違う「登山口」を見つけた。一歩ずつ進みながら自分の人生が開けて行った。歩いて行くうちに、その位置すらわからなかったカメラだが、レンズの絞りが見えるところで仕事ができるようになった。料理を前に「マイウー」と言い、心から感謝しながら仕事をしている。

石ちゃんのこの言葉で、人の一生が山登りに例えられる理由の一端がわかったような気になった。頂上に向かって上り下りしていくのは、「人生」に似ている。辛いこと、苦しいこと、逃げ出したいようなネガティブなこと、その後に必ずやって来る達成感や実感だって同じだ。その他、自分に合った目標、計画、経験が後で活きることなども。
明日から夏休みも、この登山に共通する。マイペース、マイ目標、安全と健康、計画、所要時間と確実実践もピッタリ同じだ。
登山には、危険が伴う。天候の急変、ケガ、滑落、準備不足、気持ちの甘さなど…。夏休みでは、コロナ感染、熱中症、交通事故、問題行動、SNS関連、そして何らかの人間関係の悩みや不安など…。学年集会であったアドバイスや注意に留意識した生活を。何か困りごとがあったら、普段、厳しい先生方でも、そんな時は必ず力になれる。
最後に、学校では、啓陽生が、この夏休みにどんな山のどの辺りを登っているかを知って、安全登山をサポートする「ベースキャンプ」を設けた。キャンプへの連絡方法は、暑中見舞い、又は残暑見舞い。あて先は担任。3者面談でハガキ一枚を渡す。学校課題。なお立秋は8月7日。
人類で初めてエベレストに登頂した、ニュージーランドの登山家ヒラリーに有名な言葉がある。「征服すべきは山の頂上ではなく、自分自身だ。」

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