2023.12.19
税って何? -税理士による租税教室―
12月18日(月)、税理士法人東海浜松会計事務所長の竹内一登税理士を講師に「租税教室」を行いました。
今回のテーマは「みなさんは税金と聞いて何を思いうかべますか?」です。「高校を卒業すると成人になる。そこで働くこととなると“税金”との関りが生まれる。なぜ、税金があるのか。一体、税金とは何なのか。」という問の答えを解く50分でした。
高校生をはじめ、誰にでも関わりの深い消費税を話題に、税金の種類や公平な納税についてわかりやすい解説がありました。まとめに、「もし、税金がなかったら…」を想定して描かれたアニメを観ました。リアルな内容で、理解が深まりました。
なお、今年度、第62回「税に関する高校生の作文」コンクールで、1年生の河原﨑敬子さんが、「最優秀賞」(浜松西税務署管内の応募総数121点中、第1席)に選ばれています。
〈校長の講師紹介から〉
学校の食堂でうどんを食べる。お金を渡す。払う。その時のお金のやり取りを「払う、渡す。」と言っている。一方、税金の場合は、どうだろう。お金の、同じやり取りだが、それを「取られる」と言う人が少なくないように思うことがある。またそれは、何故だろう。場面をまた食堂に移す。食堂のおばちゃんは、代金のお金を渡されて、いつも「ありがとうございます」と言ってくれる。一方、国、県、市の税金を渡す場面では、そう言われたことは、一度もないように思う。これもまた、何故だろう。そうした中で、今日、皆が通学するのに使った道路も街路樹も、また、きれいな空気もみんなタダで、毎日勉強している学校の授業料にも軽減されている。そうできるのは、何故だろう。この租税教室は、そんな疑問の答えを整理したり、考えたり、新しい知識を得たり、納税に関する意識を高める機会にしてほしい。