お知らせ

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2025.7.18

郷土「浜松」を担う高校生へ ―市長の「我がまち大好き」講演会―

 7月18日(金)、本校で浜松市長、中野祐介様の講演がありました。会場の関係で3年生は、多目的ホールで対面、1,2年生は、各教室でのリモート視聴となりました。
演題は、「浜松から地方創生」。私たちの住む浜松は、ポテンシャルが高いこと、そして、私たちの中には、浜松のDNAである「やらまいか精神」があり、ここ浜松には地元発祥の世界的企業がたくさんあるなど、浜松の魅力について話していただきました。
 人口減という課題には、「しごと、ひと、まち」に立って浜松を元気にすることで、課題の脱却・転換を目指したいという説明もありました。市長様のわかりやすい講演に聞き入りながら、熱心にメモを取る生徒がたくさんいました。
 生徒を代表して、生徒会長の大久保さんが、「私は、自然、歴史があり、自動車や楽器の『ものづくり文化』がある浜松が大好きです。市長さんのお話を聞いて浜松が、素晴らしい『まち』であると改めて実感しました。故郷浜松に貢献できる人になりたいと強く思いました。2か月後に控えた就職試験に向けて頑張ります。」とお礼の言葉を述べ、3年生藤田さんが花束を贈りました。市長様からは、「大志を抱け!」と自筆の色紙をいただき、一緒に写真撮影をしました。

〈主な内容〉
1 浜松市の概要と特長
2 浜松市の課題
3 浜松市の主な取組み
4 将来を担う皆さんへ


〈生徒からの質問〉
Q トランプ関税25%は、私たちの就職にどんな影響があると思いますか?
A 浜松の産業は、アメリカだけに偏ったものではないので、今のところ大きな影響があるとは考えていない。今後、大きな影響が出そうな場合は、市としても様々な支援をしていくつもりです。
Q 浜松には、海、山、浜名湖、天竜川など、魅力的な場所がたくさんありますが、目的地というよりも途中で立ち寄る場所というイメージです。市長さんは、なぜだと思いますか?
A 東京と大阪(大都市)の間に挟まれていることでどうしても通過点になりがちす。浜松は産業が栄えているため、産業を観光資源として押し出すことができる「まち」だと思っています。
〈生徒の感想〉
〇普段気付かないでいた魅力をたくさん知ることができました。講話をきっかけに、地元の仕事や企業に興味を持つことができました。
〇「やらまいか精神」や、浜松の素晴らしい景観について知ることができました。市長さんから伺った話を自分からも発信して、浜松市を訪れる外国人にも伝えていきたいです。
〇浜松の魅力や課題について詳しく知ることができました。他人事にしないで、浜松市民の一人としてその解決に関わることができたら良いと思いました。
〈校長挨拶から〉
 令和7年度の、浜松市の広聴広報課の事業の一つである、我がまち大好き」講演会ということで、中野浜松市長様にご来校いただいた。「高校生」という若い時代にある皆さんに、浜松市や県西部地区の良いところを知って、自分の「故郷」と深い関りを持って暮らして行ってほしいという、「願い」や「期待」の中で企画されたものだ。
 2、3年生の記憶に新しいと思うが、中野市長様には、昨年、本学園の「学園創立100周年記念式典」にご臨席いただいている。学園への温かいお祝いの言葉とともに「啓陽生よ、一生懸命、勉学に励め」という趣旨の、メッセージを頂戴した。その日、式典2部の「フォレスタ コンサート」では、フォレスタの皆さんと一緒に、合唱したのは、唱歌「故郷」だった。学園関係者皆で、「兎追いし、小鮒釣りし…」と、アクトホールいっぱいに唱和の声を響かせた。また、今月の『広報 はままつ』の裏表紙には、本校が大きく紹介されている。何れも「偶然」とはいうものの、啓陽高校に関わることが、こうして三つも重なると、少し不思議な感じとともに、どこが嬉しい気持ちにもなって来る。皆は、どうか。今日は、良い姿勢で聴こう。