お知らせ

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2025.7.19

 良いこといっぱいの1学期 ―1学期終業式―

 7月19日(土)、1学期の終業式を行いました。
 本格的な夏の到来を感じさせる気温で、熱中症が心配されましたが、特に問題なく進行できました。
終業式に先立ち、今学期に活躍した部活や国家資格等に合格した生徒の表彰を行い教務課、生徒課からの諸注意がありました。
〈森田教務主任〉
 この1学期、良い現れがいくつもあった。贈呈ピアノ披露のミニ・コンサートなどでも、皆が一つになる姿が見られた。この夏休みもきちんと課題に取り組み、自分から進んで行動しよう。2学期は、個人、学年が、中心となって活動する場面がたくさんある。体育大会や文化祭(松風祭)などでの成長も期待している。
〈山下生徒指導主事〉
 この1学期、「自転車安全指導カード」の交付を受けた生徒がいる。偶然、大   事故に至らなかった。罰則の有無や強化の問題ではない。命を守る、守り合う交通マナーに期待する。夏休み中、交通事故が多発する。また、SNSなど情報ツールのトラブルに関与する生徒がいる。簡単に触法行為ともなる。知らなかったでは済まされない。自覚と責任ある行動に留意して過ごすこと。終業式では、校長から次の式辞がありました。
〈校長式辞から〉
 夏空が恋しくなる中、実質、今日で1学期の終業だ。この1学期、穏やかで落ち着いた校風の下、安定した学校生活ができてきた。
 夏場所が始まって、7日が経った。注目力士は、新横綱の「大の里」だ。超スピードで横綱昇進。若い。能登半島地震の被災地石川県の出身で、小さい時からめっぽう力が強かったという。
 その大の里が、「横綱昇進」の「伝達式」で、「唯一無二の横綱を目指す。」と応じている。唯一無二。文字どおり「ただ一つ。二つとない。最も優れる。最も素晴らしい。」という意味だ。富士山の「不二」と同じだ。「唯一無二」の例を挙げてみよう。命、家族、友達、市長講演で触れた故郷…。この1学期、啓陽生が頑張ってきた検定試験の「合格証」も二つとない。当然、それまでの努力や達成感も「唯一無二」の価値がある。
 「唯一無二」の一つに「時間」がある。瞬間、瞬間が連なった「時間」だ。時は…、光陰、矢の…歳月人を待たず。一寸の光陰…などという戒めの言葉も、時間の大切さを言ったものだ。
 明日から皆には、「夏休み」という40日もの、高1、高2、高3の夏という「唯一無二」の時間が与えられた。私事だが、これまで私には、小、中、高、大、そして教員となってからを含めると60回を超える夏休みがあった。その中で高1、高2、高3の夏は、特別鮮烈な印象を持って今にある。今に生きていると言ってよい。「二つとない。二度とない。」ことを肝に銘じて、有意義に使おう。
 横綱大の里は、伝達式で「唯一無二の横綱を目指す。」と決意して、推挙に応じた。啓陽生にも「唯一無二の夏休みにするゾ。」という、強い決意が不可欠だ。
 今月27日には、夏休みがスタートして1週間が経った頃、テレビやSNSなどで、大の里のことが聞こえてきたら、「唯一無二の夏休み」に相応しいスタートが切れたかどうか、セルフチェックしてみると良い。40日後、元気に日焼けした皆との再会を楽しみにしている。