2025.4.4
目標を持っていこう! ―1学期始業式―
4月4日(金)、令和7年度1学期の始業式を行いました。
始業式では、校長から昨年度の学校行事、検定試験、生徒アンケート結果等に係る話から、目標を持って一年を送ろうという呼び掛けがありました。
式後、「Microsoft Office Specialist Excel 2019 エキスパート」を取得した2年生の大村朋輝さんを表彰しました。
〈校長式辞から〉
昨年度は、私の教職生涯で忘れ得ない思い出になる1年だった。
学園創立100周年式典、卒業式など、啓陽生の一体感が、「形」となって、大きな感動を呼んだ。
2月、「教育活動アンケート」を行った。「学校満足度調査」だ。17の質問があり、15が前年を上回り、過去最高が13もあった。「入学して良かった」とか、「啓陽生として誇りを持っている」は、一気に高い数値となった。一体感の中でやった行事の成功によるものだ。「先生が親身になって相談に乗ってくれ、優しさや温かみがある」、「検定が自信に繋がっている」も高い数値となった。
昨年度の検定で、1級を4種目以上取った人は、本校は17人。県西部地区で1番だった。県全体で1級9種目を得取した人は、3人いた。その内の1人が本校の生徒だった。
行事、検定、また、卓球、バレー、バスケットボール部の活躍等、色々なところに皆が一つになって頑張った成果が出た。
「どうしてそういう結果を得られたのか」を考える時、「こうしたい」という明確な目標があったからだ。
「寓話」がある、「例えを使って、生活に大切なことを教えようとする話」のことだ。以前、中学生に向けた体験入学で何かしらの寓話を持ち出して、目標を持って頑張れる人に入学してほしいと話したことがあった。
ミルクコップに落ちた蛙の話をしたことがある。あるミルクコップに落ちた蛙は、早々に脱出を諦めて死んでしまった。しかし、別のミルクコップに落ちた蛙は、何とかして脱出したいと諦めないで、幾日も幾日も手を掻き、足を掻いているうちにミルクがネバネバしてきてヨーグルトになり、さらに手を掻き、足を掻いているうちにヨーグルトがチーズになって固まって、そこに足を懸けて脱出できたという話だった。
科学的にはあり得ないが、目標に向けて強い意志を持って頑張れば、願いがかなえられるという「寓話」としては、成立しそうな感じがする。ある山岳パーティーが遭難した話もしたことがあった。
そうした努力の「目標」としたことの一つが、昨年度の「学園創立100周年記念式典」だった。
令和7年度は、学園の歴史からすれば101年目に当たる。101年目の式典はないが、その精神は、松風祭、体育大会などの学校行事だけではなく、検定週間、授業、クラス作り、掃除などの、些細な学校生活の中にも生きてこそ「本物」だ。
新任式では、理事長が養護教諭の池本希美先生、専門官の中村忠史先生を紹介しました。



