2026.3.21
お別れと「凛」とした式典 -離任式・3学期終業式―
3月19日(木)、離任式と3学期の終業式を行いました。
3年生が卒業した後の1、2年生だけの体育館。前身校の時代から長く勤務された3人もの先生方とのお別れとあって、寂しさが、一層募って感じられました。
離任式では、内山、長谷川、髙﨑の3先生が登壇し、理事長から紹介を受けた後、一人ずつ挨拶がありました。国語、理科、商業で大変お世話になりました。
2年生の白井遥登さんが、生徒を代表してお礼の言葉を述べ、花束を贈りました。終了後、終業式を行いました。






〈校長式辞から〉
「凛」という言葉がある。きりっと引き締まって、そこに威厳のある様子を表す言葉だ。人で言えば、「自分の意見を持ち、自立して上品で美しくて、知性ある人」という人だ。そういう人になってほしいという願いから、人の名前によく使われてきた。皆の中にも、この漢字を名前の一部にしている人がいる。
昇降口ホールに本学園の名誉理事長、浜松市女性税理士第1号となった「荻原砂代子」先生の肖像画がある。「凛とした」という形容句がぴったりの方でいらっしゃったと聞く。
先日の卒業式は、その「凛」、そのものだった。生徒の微動だにしない姿勢は、もうこれ以上ないという厳かな雰囲気を作り出していた。式中の歌唱にも「凛」とした姿の「一体感」があって、列席者の感動を呼んだ。
今年度、その「一体感」が、検定試験においても発揮された。全商検定1級相当の合格達成率は、全体で前年より15%もアップ。統計を取り始めた過去20年の中で、最高クラスの伸びになった。2級以上は、20%アップした。
その成果は、皆のどこから来るかと考えたら、昔の中国の2人の思想家が思い当たった。少し乱暴な解釈だが、孟子の性善説から、皆さんには、素晴らしい卒業式を作り上げいという「善い心」が、もともと備わっていて、それがそうできたと思った。その一方で「性悪説」を唱えた荀子がいる。人間の本性は、欲望に弱くて自分勝手だ。だからきちんと勉強し、ルールを作って正しい行動ができるようにしないとダメだと言う。その2人が説く人の「在り方」をもって、式典も検定もよい成果が得られたものと思っている。個の意識と全体の力が為せたものだ。
春休みは、孟子が説くところが発揮されるよう期待する。同時に荀子が説くところも多々あることにも留意して過ごそう。