お知らせ

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2026.1.5

いとをかし! -3学期始業式-

 3学期の始業式を行いました。
 式後、顕著な活躍があった生徒の表彰を行いました。
〇北朝鮮人権侵害問題啓発週間作文コンクール2025 団体賞
〇第62回県西部高等学校ワープロ新人競技大会 第5位   2年生 木村 響
                              志田渚紗
                              松原陽愛
 始業式では、青嶋校長から『枕草子』、『万葉集』、また、元日の商業広告に係る話がありました。
〈校長式辞から〉
 元旦、1月1日、明けていく空の「鮮度」が違う。不思議だ。平安時代の随筆に『枕草子』がある。元旦の朝の様子が記されている。(正月一日は…略)改まった、新鮮な気分の中で、今年も良い年にしていこう。
 2学期の終業式で、漢字1字をもってこの一年を表現した。各学年の代表三人は「成・忙・結」を挙げ、私は「忙」だった。新年に当たっては、「伸・白・志」で、私は『万葉集』から「こころ」と読む「情報」の「情」を大事にしようと話した。終業式から数日後、『朝日新聞』の天声人語に「我が意を得たり」という表現にピタリと来る記事があった。(人は言葉で生きている…略)「言葉」を仕事の道具の一つにしている私に、「そうだよね。なるほど。」と思わせるところがあった。元旦の朝、楽しみにしていることがある。その日、新聞に掲載される「商業広告」だ。
 「商業広告」とは、「営利を目的として、商品やサービスについての情報を世の中に告知する広告」のこと。昨年、本校商業デザイン部の白鳥さんが、商業実務競技会で県ナンバーワン、金賞を受賞した、「商業は自分を知ることと」とある作品は、まさにその「商業広告」だ。「商業広告」を楽しみにする理由は、元旦の朝に相応しい、特別に選んだ言葉には、広告主の枠を超えた、本校の校訓のように、「そうあるべきだ・そうありたい」などと思わせるような、「言葉の力」を感じさせるものがあるからだ。
 幾つかを紹介する。「意志ある時を刻めるか」は、腕時計をした大谷翔平。そう語らせているのは、時計メーカーのセイコー。「人と歩む。町と歩む。絆で歩む。」は、本校の卒業生も就職しているヤマト運輸。(以下、数件略)
いずれもカッコイイ! 今、ここで紹介した「商業広告」にある「意思・絆・ネット・夢・未来・大切な本・AI・読み書きスキル・繋ぐ・リアル・傷つけない」などの単語は、今年、一年を送るのに必要な「目標」や「支え」、また「戒め」となる諫言、格言、また、本校創設者荻原閑先生の、「勇気は成功の礎である」という座右の銘と同等の重みがある。これから一年、「啓陽生」として伸びていく皆には、こうした単語の意味するところ、その価値がわかる人になってほしい。
 全校でする集会は、今日が済めば、卒業式を残すのみとなる。結びに各学年に向けて一 言ずつ話を添えておく。3年生は、高校、旅立ちの時を3か月後に迎えている。生徒会誌『光満つ』の「卒業メッセージ」には、高校生活の充実と友達への感謝の気持ちが溢れていた。嬉しく思った。残り僅かとなったが、啓陽高校でさらに学んで、卒業しよう。2年生は、良い手本となった3年生がいる。啓陽のリーダーとなるという自覚とともに、選挙権が与えられる年齢になる。「社会」で求められる義務と責任を意識して行動できる人になろう。1年生は、学年のまとまりがよい。一体感のある成長が感じられる。それもまた嬉しい。先を行く上級生の良いところを新入生に継承できる力を付けよう。
 今年もよろしく。