2025.12.19
君の今年の漢字は? -2学期終業式―
12月19日(金)、2学期終業式を行いました。
式に先立ち、今学期、顕著な活躍があった生徒の表彰がありました。
・〈感謝状〉 登校途中の人命救助、消防からの感謝状
3年生 建部伍泰
2年生 鈴木宏夢 永井湖太郎 山田航平
・〈資格取得〉 情報処理技術者試験情報セキュリティマネジメント試験
2年生 柿澤 遼 青木日那多
・〈国家資格〉 情報処理技術者試験 ITパスポート試験
2年生 古山 憲
・Microsoft Office specialist Acces2019 エキスパート
2年生 古山 憲
・Microsoft Office specialist Excel2019 エキスパート
2年生 青木日那多 25HR 三橋飛雄馬
・Microsoft Office specialist Excel2019 アソシエイト
2年生 柿澤 遼
・生成AI活用普及協会(グーガ)生成AIパスポート試験
2年生 柿澤 遼
他に体育大会の種目表彰をしました。
〈校長式辞から〉
各学年の先生に「学年自慢と課題」を尋ねた。1年生は、検定試験とクオリティの高かった松風祭。課題は、元気な挨拶と「欲」をかくこと。2年生は、検定試験と行事への積極的な取組み。課題は、学んだことを活かすことと自分で考え、行動する力を付けること。3年生は、進路実現への努力と行事を楽しめたこと。課題は、卒業に向けた学校生活と欠席や遅刻のない健康な心と身体づくりだった。「なるほどそのとおり」だと思った。皆の勉学や行事を大切にする真面目な姿勢と、先生方の、協力を利かせた強いサポートに感心、感謝したい気持ちがした。
先日、恒例の世相漢字が「熊」となった。そこで各学年のある生徒に「この1年を漢字一字で表し、それに理由を添えて書いてください。」とお願いした。1年生のAさんは、「成」を挙げた。理由は、失敗から学び、自分を見つめ直して成長した気がするからだという。2年生のBさんは、それが「忙」だった。勉強と趣味にエネルギーを割く中で、やるべきことの調整力、時間管理力、優先順位を考える力がついたからだという。3年生のCさんは、「結」だった。私は、教師冥利に尽きるという思いにさせられた。
当の私は、2年生のCさんと同じ「忙」だ。「働いて、働いて、働いて、働いて、働く。」と、5回も連続するほどの「働く」までにはなかったが、高市総理の思いにドンピシャのところがあった。確かに「りっしん偏」の「心」を「亡くす」ほどの「多忙」だったが、こうしてやれてきたのは、皆の、「学校って良いなぁ」と思ってくれているような場面に、たくさん出会えたからだ。
次に先の3人に、新年に向けた気持ちを漢字一字で表現して貰った。Aさんは、「自分の可能性を伸ばしたい」という気持ちから「伸」。Bさんは、「自分をリセットして何にでも染まれるように」という理由から、ホワイトの「白」。Cさんは、「志」字を挙げ、強い「志」を持って就職先での困難を乗り越えたい」という気持ちからだという。
そこで私は、皆さんへのお願いの気持ちを込めて、「情報」の「情」にした。理由は、「情報」の「情」という漢字が持つ、本当の意味がわからなくなっているからだ。スマホ一つであらゆる分野の、あらゆるレベルの情報を驚異的なスピードで得ることができるようになった。私たち人間の能力は、昔とそう変わらない中で、何を正しいと思ってよいのか、本当に必要なものは何かなど、かえってわからないづくめで暮らしているようなところがある。その「情報」一つで、人が傷つけられる事件もたくさん発生している。
奈良時代の歌集に『万葉集』がある。4,500首もの歌が収められ、全部で約5万語の単語で作られているという。その中で使われる「情報」の「情」という漢字は、「心」字と同じ使われ方をしていて、「こころ」と読んで、合わせてそれが250か所も出てくるのだそうだ。そうしたことを思いながら、皆に「情」字を挙げて、「こころ」を大切にした行動ができるよう願いたい。
明日から冬休み。啓陽生の皆が健康で過ごし、2週間後には、一人ひとりに清新の気に満ち満ちた新年がやってくるよう願っている。



