「主役は君だ！」　－第15回松風祭－

　10月24日（金）、25日（土）の２日間、文化祭「松風祭」を行いました。第１日目は校内発表、２日目は一般公開でした。生徒会中心に準備から当日の運営まで、生徒主体に取り組みしました。
　今年度のテーマは、「主役は君だ！」。生徒会が考えたこのテーマには、「生徒一人ひとりが主役となって輝いてほしい」、「全校生徒の力で松風祭を作り上げ、成功させる。」という思いが込められています。
　生徒会制作のオープニングムービーで開会し、吹奏楽部の演奏でスタート。「ジャンボリミッキー」や「残酷な天使のテーゼ」など、一段と上手になった演奏に吹奏楽部ならではの仕掛けも加えて、大いに盛り上がりました。
商業発表では、「私たちの考える就労支援活動～福祉活動～」をテーマに、課題研究の授業で取り組んだ研究成果を発表しました。今年度、県課題研究発表大会に初出場して、上位入賞したものです。熱意を持って発表する生徒の姿に、心動かされたという声もたくさん聞かれ、商業高校ならではの発表でした。
　演劇部の上演作品は、感動巨編で、迫真の演技に圧倒されました。ダンス部は、「フライングゲット」を含む３曲を披露。創部２年目で部員も増え、よりダイナミックで一体感のあるパフォーマンスとなりました。書道部は、「情熱大陸」のテーマ曲に合わせ、孔子の「後生可畏」をメインにして、「将来や先の見えない不安を私たちの力で希望に変えて行こう。そうできると信じている。」という思いを力強く表現しました。
　２日目の一般公開は、「心を込めたお客様のおもてなし」を合言葉に、受付では、昨年の学園創立100周年記念式典で習得した「接遇」をしました。出店では、１年生は、「縁日～賑わいの創出～」として、工夫を凝らしたゲームや遊びのできる縁日屋台を展開しました。２年生は、「地域連携・社会貢献」をテーマに、福祉施設から仕入れた商品の販売や施設紹介をしました。３年生は、「総合実践」として、これまでの学びを活かして、露店調理販売をしました。各学年とも、日頃、学んでいる「商業」を活かした出店となり、大いに賑わいました。なお、今年も恒例の「自分を見つめる」をテーマにして書いた書道作品と作文の展示があり、３年生の成長を感じ取ることができました。

　閉会式で、各部門の表彰を行いました。最優秀賞は、接客マニュアルの作成と徹底した衛生管理、そして、クラスが団結して取り組んだ成果が評価され、「肉巻きおにぎり」を販売した32ＨＲになりました。理事長賞は書道部、校長賞には商業発表を選びました。各出店をＰＲするプレゼンテーション・コンペティションと看板コンテストは34ＨＲがダブル受賞。白熱したタイピング大会では、ワープロ部３人を擁する23ＨＲが優勝しました。

〈閉会の挨拶から／松風祭実行委員長（生徒会長）大久保誓來さん〉
　今年度のテーマは、「主役は君だ！」でした。クラスで力を合わせて作り上げた出店、全力を出し切ったステージ発表、全学年で協力して制作したウェルカムボードなど、全校生徒の皆さんが輝く姿を、たくさん見ることができました。
　今日までの準備、部活動での練習、友人と意見が合わず上手くいかなかったことや失敗したことも、その全てが思い出となったはずです。この松風祭で、皆さんやお客様の笑顔がたくさん見られて、とても嬉しかったです。皆さんの協力のお陰で、今年の松風祭を成功させることができました。本当にありがとうございました！