2025.9.12
さぁ本番、待ったナシ! ―就職試験壮行会―
9月16日(火)、就職試験の解禁です。
それに先立つ12日(金)、「就職試験壮行会」を行いました。張りつめた雰囲気の中、理事長、校長から壮行の言葉がありました。就職希望者は前、後ろには進学希望者が並び、学年生徒全体が真剣な眼差しをして参加しました。
就職希望者を代表して、鈴木ほのかさんが、「学校生活で学んだこと、教わったことを胸に刻み、ご指導くださった先生方の期待に応えられるよう精一杯頑張ります。」と決意の言葉を述べました。その後、加藤唯歩輝さんの「頑張るゾー、合格するゾー。」と,闘士溢れる掛け声に合わせて、全員が拳を突き上げて気持ちを一つに声を挙げました。
〈理事長の言葉から〉
皆の先輩で、18歳であった。高校進学を前に重い病気に罹り闘病生活を送ることとなった。本校に入学し,頑張って、頑張って、本当によく頑張って卒業した。いつも頭が下がる思いをしていた。努力家の彼は、大学進学を果たした。税理士志望で、大学でも頑張っているという便りをいただいてきた。
今、皆は、元気だ。これまで育んでくれたご家族、指導してくれた先生方に感謝の気持ちをもって、精一杯やらなければならない。新しいことをやるには、不安と心配がある。どんな状況でも挑戦していかなければならない。就職試験は,自立の道を開くことだ。合格はゴールではない。働けば金を得る。しかし、金だけのために働くのではない。職業意識啓発講座で、ある先輩が、「今、自分は、仕事にやりがいを感じている。将来は、こういう仕事をしたいと思ってやってきた。」と話していた。皆も、そういう人になってほしい。先輩のような気持ちで就職試験に臨んで欲しい。応援している。
〈校長、激励の言葉から〉
いよいよ本番を迎えることとなった。今まで試験と名の付くものを幾つも受けてきた。検定試験もその1つだ。検定合格は、人との競争ではない。一方、就職試験は、そこに相手がいる。企業が必要だと思われる人が、採用される。そうでなければ、今年の採用は止めておこうということになる。そこが厳しい。人にも勝らなくてはならない。
古来から私たちは、自慢めいた自惚れ話は、「かたはらいたきこと」として避けてきたので、自慢めいた話はしないでおきたいが、敢えて今日は、それをすることにする。世の中には、ランク付けがある。例えばA、B、C。1級、2級。金、銀、銅。秀、優、良、可…という具合にだ。そうしてみるとこの夏の皆の努力は、Aランク、否、トリプルAだ。特1等だ。日頃の出欠席の状況も学校全体の模範となってきた。それを記した調査書、志望理由書は、素晴らしいものになっている。正にトップランクだ。模擬面接も内外の人を講師にハイレベルなものにしてきた。自信をもってやってきてほしい。これまでの取組みを自慢にし、自信とするが良い。
なお、最後に一つ。面接は、ペーパーで「確かめられないもの」を確かめるためにする。百聞は一見に如かずだ。皆それぞれの顔の表情、声の大きさ、相手を逸らさないで前を向いているその姿勢、誠実な姿を見ていただこう。ガンバレ!



