2024.6.20
奇跡が積み重なって今がある -創立記念講話-
6月20日(木)は、本校の創立記念日で、毎年、この日、理事長が全校生徒に向けて講話をします。
今年は、学園ができて100年目という節目の年であることから、学園の歴史を中心にした内容でした。
①学園創設者である荻原 閑先生は、「経理教育は、すべての国民が、常識として、きちんと学んでおくべき勉強である」という、恩師村田謙造先生の教えを受け継いでいること。
②関東大震災で九死に一生を得た命を、社会貢献のために生きようと誓ったこと。
③前理事長の荻原砂代子先生は、東京大空襲の中を奇跡的に生き延びることができたこと。
④故学園長は、九州の太刀洗陸軍飛行場で終戦を迎え、原爆投下間もない広島の惨状を目の当たりにして帰浜できたこと。
などに触れながら、「全てが奇跡そのものであり、その繋がりによって今日の浜松啓陽高校がある」ことを伝えました。そして、全校生徒、教職員に、「今ある日常は、決して当たり前ではなく、その奇跡が積み重なった結果である。命を大切にして生きよう。」と結びました。
講話に添えて、前進校から現在に至るまでを「想い出のアルバム」として写真で紹介し、平成27年の「学校創立10周年記念式典」は、記録ビデオの視聴で振り返りました。
何れの生徒も創立記念日に相応しい姿勢で聞き入り、熱心にメモを取る姿が見られました。
〈生徒の感想から〉
・自分が啓陽高校に入学したことは偶然で、まさに奇跡だから、「啓陽生」として恥ずかしくない高校生活を送りたい。
・校舎をキレイにしている伝統を繋いでいきたい。商業の勉強も頑張ろうと思う。校訓を大切にして、人の役に立てるようになりたい。
・閑先生や村田謙造さんの言葉を忘れないで、学校の歴史の重さを感じて、きちんとした態度で式典に参加したい。
今秋、アクトシティ浜松で「学園創立100周年記念式典」を行います。全校生徒、教職員、卒業生、保護者の方々など、関係の皆さんと一緒に声高らかに学園歌、校歌が歌えることを、今から楽しみにしています。