お知らせお知らせ

4年ぶりに在校生も参加  ―第17回卒業式―

[お知らせ] 2023/03/07


3月7日(火)、第17回卒業式を行いました。
今年は、4年ぶりに卒業生とその保護者、ご来賓、2年生198名の参加がありました。壇上一面に飾り付けた菜の花は、北区東三方にお住いの松浦千枝雄様からご提供いただいたもので、前日遅くまで掛かって在校生が飾り付けたものです。今回もプロの演奏家による生演奏があり、厳粛な中にも華やいだ雰囲気に包まれました。
卒業生を代表して川坂知沙さんが卒業証書を受け取り、谷口朔崇さんには、「学校賞」を贈りました。式後は、各クラスで最後のホームルームを行い、保護者も交えてクラスごとに和やかな時間を過ごしました。

〈理事長「式辞」から〉
 地道に積み重ねた努力、友との切磋琢磨、先生方の叱咤激励、家族の支え、流した汗や涙が財産となり、人生を支える「自信と力」になる。
ある先人の言葉がある。「人は、別れるために出会う。老いるために若さがある。そして、死ぬために生きている。」と。
人には、平等に「時間」が与えられている。様々な出会いや出来事があって、人生は展開する。友達、先生、学び、知識、経験。それぞれが人生に刻まれ、人生を作り上げていく。踏み出す世界での新たな経験も同じだ。
出会いと別れ、若さと老い、生と死、「時間」という流れの中で一つに繋がっている。だからこそ「今」を大切にし、「今」の自分にできること、与えられていることを丁寧に、一生懸前向きに取り組んでいくことが、自分の命を輝かせることになる。謙虚に学び、自分の持ち味に気づくこと。人の役に立てる喜びを知ることは、自分の「使命」に気付くことだ。それが幸せと繋がっていく。命と健康を大切にしよう。感謝と思いやりを忘れず、新たな世界へ勇気を持って羽ばたこう。

〈校長「送る言葉」から〉
校歌にあるとおり、松風わたる三方原の地に集い、学びに励んだ三年間。
青春時代を「コロナ感染」という試練が襲うことになったが、高校時代は、誰でもどんなことでも「成長」の栄養にできる時代だ。「人間」が鍛えられ、自立する絶好の機会。十代後半のこの時なくして、「大人」にはなり得ない。
この若い時代に得たことは、意外な形となって現れると言ってよいところがある。すぐに役立つものもあれば、少し経ってから、「それは、そういうことだったのか。」と、気づかされることもある。ずっと後になって、予想もしない頃に役立ったりすることも少なくない。高校時代に学んだことに、何一つ、無駄なことはない。
本校で学んだ大切なことのいくつかが、あるコンビニの従業員の募集広告の中に求められていた。「レジの接客をしながら、商品陳列、清掃など、多彩な仕事を協力して行います。レジは自動釣銭機、洗い物は食洗器と、作業は効率化、簡略化されましたが、この仕事の難しいことや大切なことは、別のところにあります。明るく、元気に頑張ってくださる方を募集します。良いお店、一緒に作りましょう。」というものだ。
本校で、明るく元気な「健康」と、人と力を合わせてすることや人と人との関わりの中で、力を惜しんだり省いたりすることができない仕事の価値を学んだ。校訓の「誠実・忍耐・研鑽」は、まさにその根っこにある第一の心構えだ。
「自分」を見つめ、よりよい「自分」のこれからを求めて止まない。その姿に期待を寄せ、心から熱い声援を送ろう。明るい未来、天空に向かって力強く雄飛する翼の先に、私たちのこの思いを感じてほしい。

〈村松真穂呂さんの「送辞」から〉、
コロナ感染で、幾つもの制約がありながらも学校行事が行えた。その喜びに満ちた先輩方の姿、私たちを引っ張ってくれたことが、印象に残っている。生徒会の一員となり、和やかな雰囲気の中で、一緒に楽しく仕事をさせていただいた。松風祭で得た達成感は、最高の思い出となった。先輩方を追いかけてきた日々も、今日で最後。築かれた伝統を受け継ぎ守っていかなければならない。良い校風づくりに励み、上級生として引っ張っていきたい。

〈佐藤穂乃加さんの「答辞」から〉
私たちの高校生活には、多くの制限があった。私たちは、それを憎まず、共に生きていく工夫が求められた。久し振りに会う友人たちと会話をするだけでも笑顔になり、日常生活のありがたみを感じた。
日常が少しずつ戻り、松風祭のオープニング動画に映ったグランド、体育館、校舎で、生徒が思い切り「青春」を追いかける姿を見て、とても嬉しくなった。涙が出た。その後もやっとできた体育大会や修学旅行など、かけがえのないものとなった。
高校で出会った友とは、これからも繋がっていける。一番近くで支えてくれたのは家族だった。少しでも自立し、親孝行できるような大人になりたい。本校の伝統、よき校風を継承していってほしい。
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